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ビジネス書から飛び出しすぎて、受精卵の話〜成しとげる母力の会 Vol.2 報告

10月5日(水)14:30〜15:30
ワーホ参加者:永安(PL)、青柳、金子、相澤、ここひか、植地
Zoom参加者:藤本、山﨑、田端、杉本、池田、天野、戸﨑、藤尾、髙田、安達、冨本、脇門

前回は「1111」という数字について少し触れたのですが、お茶目なプロジェクトリーダーが、実は天使であると、カミングアウト。

「羽根が、また、生えた気持ちです」。

と、第2回目の「成しとげる母力の会」がスタートしました。

このプロジェクトは、
成功するかしないかはわからないけど、成功すると信じて進めていきます。
成功をどの時点に置くかも重要ですが、まずははじめの一歩。
断られてもいい。何度でも頑張る。
夢を実現させるために頑張る。
それが、「成しとげる力」の著者、永守さんの言葉だからです。

さて、この日の目標は、

・お互いを知るということ
・永守さんがどんな人かというのをちょっとでも知ってほしいということ

こちらを踏まえて、自由に話していく会となりました。

それぞれの、本を読んだ感想

●金子
第1章の1番を目指せの「1」が引っかかります。
1番じゃなくてもいいのではないでしょうか?
ビジネス書、成功した人が自分の自慢のような本を出したのではないか?と思っていたのですが、
浅い1番じゃなく、自分の中の1番という意味だったことに気がつきました。
私たちはまだ成功していないかもしれないけれど、それは努力が足りない。
昨日の自分より今の自分、1番を目指していくというのは昨日の自分に勝っていく、ということかな。と思いました。

●池田
まだ、2回目を読みはじめた感じです。
P25ページ、学業の方がすごいことよりも…
と、IQよりもEQと言っている部分、それは、私の子どもたちに当てはまるのではないか、と励まされる気持ちになりました。

●藤尾
買ってとりあえず目次を見ました。
それぞれが章のタイトルが、命令形の言い切り。
すごいと思います。最近、言いきりにくいご時世なので…。
「〜かもしれません」と言いたくなったり、
全員に当てはまるかわからないから、「〜の場合もあります」とか。
それから、タイトルに「母」が出てくるところ。
母の教え、妻の協力あっての人生だったという最後の言葉。
タイトルだけでパッションを感じます。

子育てが楽しい、と思える子育て支援が正しいと思います。
子どもを預かる、というのと、お母さんから離そうとするのは違う気がするのです。

●青柳
ファミリーマートのお母さん食堂の問題が記憶にありますね。
本質はどうなんだという言い切るところ。
言えない社会であえて言おう、という視点を永守さんが持っているかはわからない。
批判されることとか気にしていない。純粋な気持ちだと思います。

●田端
昨日届いて最初の方読んで笑ってしまいました。
24ページ、にある、採用選考の話。「奇天烈な採用選考」の「奇天烈」という漢字に驚いた。
ああ、こんな漢字書くのね、と。
人と違うユニークな発想の人は強みがあるというところも興味があります、面白いと思いました。
大声試験、早飯試験、早く来た順採用、これらは仕事ができる人、本人の経験に基づいたものですよね。
普通と違うことを考えられる人が求められるのかもしれませんね。

●相澤
本はまだありません。苦手なので、音声読み上げ方式のものを購入しようかと思っています。
こういうことがなければ自分で本を読まない35年間でしたので。

●杉本
飛行機10時間の距離のある場所から話しますね(笑)
普段読む本は小説ばかりでビジネス書はほとんど読まないので、ここでしか読めない本を読んで感想文を書く機会は、あってもいいかなと思います。

●髙田
目次見て、言い切っている感じや、今の時代にはそぐわないのではないか…ということを書いてあるので、初版が何年か確認したら、思い切り最近だったのでびっくりした。
成功者、大事な部分は変わらないと思うので、いい部分を感じて読んでみたいと思います。

●戸崎
もともと自己啓発書、はよく読みます。
友の会に入っているけれど、創始者の人の本を読んで感想を言い合うことがある。
感想を言い合うことで、その人となりが見えてくるのです。
30人以上集まって、読書感想部も面白かったです。
前回、本部の青柳さんからLINEが来て、30分くらいしてから気づいたら「ZOOM入って、なう!」とあった。
なにがなんだかわからないままプロジェクトの話を聞いて、入ります、と言いましたが、それから30人集めるとのことでしたね。
週末キャンプ行ってて、帰ってきたら、30人集まってグループラインができていたので、面白いと思いました。
そうそう横浜なんか行けないと思っていたら、京都に行けるかも、ということになり、それも面白い。
みんなが近くに来てくれる!うれしい。

●山﨑
先週エンジェルナンバーを見つけて、「よ〜し、読むぞ!」と盛り上がるところが、
実は、引きこもりの子が米づくりに立ち上がったという小説にハマってしまって、そっちを読んでしまっています。
タイトルから熱量を感じる。
ビジネス本は通り過ぎる対象。
永安さんの思いを聞いて、子育てをしている私、として読み始めていきたいと思います。

夫が時々「松岡修造」になりがち。
子どものまま大人になってしょうがないな、という感じ。母親としては、そうは言っても、と思ってしまう。
男の人の視点もこの本を通して知ることができるかもと思っています。

●安達
金子さんが言っていたように、一番を目指せというのが引っかかる。
昨日ツイッターで、男は一番を目指さないとダメだ、という書き込みが話題になっているのをみました。
どういう意味なんだろうとモヤモヤしている。
私は、息子が3人います。
女と男と、何が違うんだろう?読みながら勉強したいです。

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この安達さんの話から違う展開に…

男は一番を目指さないとダメだ、というのは精子のことでしょうか?
卵子に向かって一番にならないと、遺伝子を残せないですよね。
細胞の記憶。

ぼそっと植地が言ったことに藤尾さんが補足してくれました。

●藤尾
補足すると、競争ではなく、協力して卵子を目指しているのですよ。
一度に1億から3億の精子が射精されます。
一番最初に、生き残るためにまず、卵管が二つありますから、二手に分かれます。死んでしまうリスクを半分にするのです。
この分かれる作業もみんなが協力しないとできないことです。
卵子にたどり着くのは100くらいです。
異物が侵入してくるわけだから、女性は排除しようとしてきます。
ずいぶん弱まっているので、難関です。
みんなで酵素を出して、卵子が包まれている膜を溶かします。
膜が溶けて、精子が一つ入った瞬間に、ほかに入ってこないように、卵子はまた膜を張ります。
その瞬間に受精卵が光るのです。
電気が走る。
私たちは、命が始まる瞬間、光るのです。

写真集見たことありませんか?
電子顕微鏡の写真集があるのですが、。
学校で子どもたちに講義をするときに使います。
卵子があって、一つだけ精子が入っていて、その卵子の端っこに入れなかった精子がくっついている写真。
これは、入れなくて残念、悔しい思いをしているのではないと思います。
「頑張れよ」って応援しているように見えてくるのです。
私たちは、命が始まった瞬間、お母さんも気づいていない、その瞬間から、精子たちに応援されているような存在。
そんなことを、子どもたちに伝えています。

●藤本
経営のトップの人は孤独。
永守さんが1番だとしたら、周りの人たちが、応援してくれていると。
この本から、このような話に繋がるなんて…。

命が誕生の瞬間、光るのだと聞いて、みんな鳥肌が立ちました。
ビジネス書を読んで、生命の起源について学び、感動を得たことが、果たしてスーツを着た社会人の人々にあるでしょうか。

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さてさて、自己紹介に戻しましょう。

●冨本
皆さんの今の話を聞いて、永守さんの人となりがどんな方なのかと、早く読みたい気持ちになりました。
「お母さん」というワード、興味があります。
関われば関わるほど楽しくなるよ、と天野さんから言われ参加しました。
なかなか記事が書けないけれど、少しでも関わりたいと思いました。
今の藤尾さんの話も初めて聞いた話です。

●脇門
まだ、届いたばかりなので、これからです!楽しみです。

永安リーダーのまとめ

『成しとげる力』を読むポイントです。
まず、プロローグとエピローグは必ず読むようにお願いします。
そこを押さえておくと、全体を理解するのに役立ちます。
次に、「母の教え」に触れている部分をピックアップしておきます。
(さすが教師の永安さん、まるでテスト対策のようにわかりやすく教えてくれました)

「成しとげる力」

P15
苦しみがあれば、そのあとには必ず喜びがやってくる。

P39
一番をめざすという強い心を私に植え付けてくれたのは母だった。

P40
母が勝ちにこだわった理由

P41
「私は人の倍働いてきたから自作農になれた。人の二倍働いて成功しないわけはない。倍働きなさい。」

※この教えは永守氏が日本電産創業以来一貫して守ってきた教えです。

P122
「足下悲観」「将来楽観」
今は苦しくとも、そこから逃げずに立ち向かっていけば必ず幸せになれる。楽しい世界が待っている。

P129
心の機微をつかむこと

P130
厳しさ、優しさをバランスよく発揮すること

P269
お前は天才ではない。凡人なのだから成功したいのなら人の何倍も努力しなさい。
努力は絶対に人を裏切らない。
人生はよいことがあれば悪いこともあるサインカーブである。全部足せばプラスマイナスゼロ。

P270
「勉強しなさい」とは言わなかった。(自分次第)

さらに、私が興味をもったことばや見出しをピックアップしておきます。

P168
夢を語ってこそ、心でつながる同士が集まる。
※実感!

P199
会社経営は家計のやりくりと変わらない。

P205
ケチではダメ。目指すは「始末屋」
※読んで意味を理解してください!

P211
成功の条件は「頭のよさ」以外のところにある。

P220
これからはEQの高さが求められる。

P228
なぜいま「人を育てる」ことに力を注ぐのか。(京都先端化学大学)
※ここはお母さん視点でツッコミ甲斐があるところです。「大学生では遅すぎる‼️」

P251
雑談力

P253
実践的英語力

P268
母の教え、妻の協力あっての人生だった。

P275
(75歳で)50年計画
※125歳まで生きる予定とのこと

夢見る夢夫
※藤本さんとおなじ😊

などなど。

昨日より今日、今日より明日、を続けた結果、1番を目指していくということが書かれています。
IQよりもEQ。
人間力をつけていくことができた人こそが、社会に貢献できる人なのではないかと思っています。
そして、お母様と奥様への感謝の気持ち。
永守さんは、二人の存在があるからこそ、今の自分があると言っています。

実際に社会を支えているのはお母さんだと、本当にそうだと思います。
それを本に示してくれているのがうれしいです。

皆さんの中には本が苦手という方がいました。
私も本が苦手です。司書をやっている友だちが勧めてくるのですが、いつも断っていました。
そんな私が、この本は読めました。
字も大きくて、サクサク読めます。
一つの話が3〜4ページで終わるので、読みやすいと思います。

気になった見出しのところから読んでみてください。
これなら読めそう、と思ったら読み進めたらいい。
まだ本を手に取ってない方が興味を持っていただけたということだけでも、本日の会の意味がありました。
ありがとうございます。

ここでタイムアップ。
第2回目もあっという間に終了したのでした。
ここから、参加者はビジネス書である「成しとげる力」を読み、感想を書きます。
さてと、軽やかにまいりましょう。

脳味噌がプシューっというほど、興奮した時間でした。

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